「部屋までたどり着けなくなった。」ーラウンジー
大きなガラス窓から見える広々としたラウンジは、ホテルリッチの顔です。
外観から、一階ラウンジ、二階の客室全てに至るまでのリノベーションを依頼したのは、カジュアルで個性的なデザインを展開するイタリアのブランド「DIESEL」さんです。
理由は、その世界観が好きだから。
そして「DIESEL」さんにご紹介いただいた「リノベる」さんには、企画・建築設計・施工までトータルで関わってもらい、10年後、20年後のホテルをイメージしたプランを提案してもらいました。
リノベーション前は、このスペースに、シングルルームが3部屋ありました。
そのシングルルームを無くして、外からも見える広々としたラウンジを作ることに、DIESELさんと、リノベるさんのこだわりがありました
閉鎖的であったホテルの外観に大きなガラス窓を設け、明るく開放的なラウンジを新設することで、地元の方にもホテルを認知してもらい、お客様との会話が自然に生まれる場所になりました。
インテリアは、イタリアで誕生したブランド「DIESEL LIVING」の家具や照明をベースに、コンクリートそのままの感じがマッチするアイテムが選ばれました。
2016年のグッドデザイン賞に選ばれた「ロックチェア」
そのロックチェアをモチーフに作られたチェックインカウンター
ランダムに貼られたカウンター後ろのタイルや、ペンダントライト。
関わってくれた人たちそれぞれの一流の技を、間近で見せていただけた毎日は、とても刺激的でした。
一生物のソファーは、
幅3.3m、奥行き1.4m以上ある驚きのサイズで、シングルルーム3部屋分のスペースが必要な意味がわかりました。DIESELテイストが随所に織り込まれ、黒はブラックジーンズ、白はホワイトジーンズの生地で作られています。
そしてこの場所。
奥行き1.4m以上あるソファーの角。
ここにそのまま仰向けに寝ころんでみられるお客様は絶えず
「気持ち良すぎて部屋までたどり着けなくなった。」
そんなセリフが生まれた場所です。
支配人 大戸 由加