「味わう飴」ーホテルリッチの思い出の味ー

ホテルリッチのラウンジにいつも置いてある飴は、ご宿泊いただくお客様に、いつでもお召し上がり頂けるようご用意している「味わう飴」という名の手作りの飴です。

この「味わう飴」は、伝統の積み重ねにより、着色料は一切使わず、手作りの技で、素材そのものの味を活かし、一粒、一粒、丁寧につくられています。

お好きな味を選ぶ楽しみを味わっていただければと、そばに飴の写真を置いています。

ラウンジに飴を置くようになったきっかけは、息子の大学時代のお友達(女子3人)が、卒業旅行で泊まりに来てくれた際に、そのうちのおひとりが老舗の飴屋のお嬢様で、お父様が「手土産」として用意されたのがこの飴との出会いでした。

「手土産」と、「お土産」と、「おもたせ」の違いについて。
「手土産」とは、訪問する事への感謝の気持ちを込めて渡す進物のこと。「お土産」とは、旅行へ行った際に、知人や同僚たちに渡す目的で買った品物の事を言います。「手土産」が感謝の気持ちを込めた進物ならば、お土産は、プレゼントと言う感覚で渡す物です。訪問する際の感謝の気持ちを込めて訪問者から送る「手土産」に対し、「おもたせ」は受け取った側から見た進物を指す言葉です。日本語って難しいけど美しい・・・。

話を戻します。

その飴の優しい味が忘れられず、2017年春にラウンジが完成した際、無理を承知で、『ホテルのお客様にお召し上がりいただきたいから「味わう飴」を作ってください。』と、お嬢様を通じてお願いしてみました。

主に、成田山新勝寺の千歳飴(七五三にお参りに行った方しかいただけません)や、お正月の七福神、

干支の飴(今年のねずみ)と、お祝いの紅白飴など伝統の飴を代々お作りになられているので、「この制作に関わっている時期をはずして、できる範囲の数量で構わなければ。」と承諾していただいたのがきっかけでした。

生姜、ニッキ、珈琲、レーズン、柚子、しろ、べっこう、黒、いちご、梅、抹茶、薄荷(ハッカ)全12種類。生姜、珈琲、抹茶、薄荷は濃淡二色あり。

喉が痛いときには生姜飴。

鼻が詰まったら薄荷飴。

素材そのものが入ったレーズン飴と、

梅飴。

お客様それぞれにお気に入りの味もあり、今ではホテルリッチの思い出の味と言われるようになりました。

次回は、

「味わう飴の販売と、パッケージ制作について」です。

 

支配人 大戸 由加

 

 

 

 

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